いじめ対策ガイド

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いじめと不登校

 学校に就学していながら、連続的、又は断続的に学校を欠席する不登校には、さまざまな原因があります。その理由としては、家庭内の問題や子供が学校への魅力を感じないなどということももちろんあります。ですが、「いじめ」が原因で学校へ行きたくない、行けない子供ももちろん数多く存在します。不登校=いじめとは限りませんが、いじめが原因で不登校になってしまう子供は多く、もっとも大きな原因はやはりいじめなのです。これはどれだけ学校や地域が対策を行っても、ゼロにするのは難しいでしょう。ですから、いざ不登校となった場合どうすべきかを考えることが重要です。

 ところで先ほど、いじめに地域差はあるのかどうかという問題で紹介した、いじめの認知件数ですが、実際に不登校になっている子どもの数が多い都道府県とはやはりリンクしていません。実際のいじめは、表に出てこないものがやはり多いという証拠ですね。

 それはともかく、実際に不登校になった時の対策です。心のケアを心がける必要はありますが、決して腫物に触るようなあつかいをしたり、なんでも子供のいう事を聞いてしまったりというのもいけません。もっともいいのは、これまで通り、普段通りに振る舞うことです。学校に行かせるために、大人の意見や常識を口にするのもあまりいい方法ではありません。子どもは子どもなりに、自分の「学校にいけない現状」にプレッシャーを感じています。場合によってはカウンセリングやフリースクールなどを利用して、子供が自分でどうしたいのか、その判断を手助けしてあげるようにして下さい。


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